
2026.04.05
新燃料に替わって
順延となった最終日だったが、5日は晴天の中で無事に行われた。これで使い納めとなった現行のエンジンの全日程が無事に終了。
次節(4/20~24)からは新エンジンに切り替わる。
今回は普段と大きく違うのはバイオ燃料の新エンジンということだ。選手自身も手探り状態が多くなる上に、われわれ取材する側、予想する側も大きく見方を変える必要性も出てくるかもしれない。
ここで次節に向けて少しだけ、記者の観点から見解を述べておきたい。
一般的に現行のガソリン燃料よりも環境に考慮したバイオ燃料の方がエンジンの出力が上がるといわれている。イメージ的にはガソリンの方がパワーが出そうな雰囲気だが、実際はその逆でレギュラーガソリンからハイオクガソリンに替わるようなイメージだ。
では、出力が上がるとレースにどう影響があるのだろうか。一番はやはりスタートだろう。
びわこ、大村で先行導入されたバイオ燃料エンジンで、よく聞かれるのは、起こしの感じがいつもの感覚と違うということだ。そのあと急に出力が上がってスリット手前からドンと出ていく感じ。それだけに水面に慣れた地元選手ほどS事故が増えたのも事実だが、それをいかに味方につけて乗りこなしてくる選手が出てくるのも今後の楽しみだろう。
気温の変化にもエンジンが反応しやすいといわれている。特に低い気温のときが以前とちがうため温水パイプの装着時期も早まるのではないかともいわれている。これからの時期は気温がどんどん上がってくるので、真夏の回転の上がりにくい時期でも回転がしっかり上がってくるのか、そのあたりも調整のポイントだろう。
レースでは現時点ではセンター勢が強くなるのではないかともいわれている。これはエンジンの性能というよりも、各選手が同じスリットでも、起こし、スリット手前での加速など加味したときに、より内の選手がリスクが高まってスタートで躊躇する機会が増えるシーンがあるためだ。
ただ、ここ徳山は1マーク側水面は広いため、一概にそれがハマるかどうかは蓋を開けてみないとってところもあるだろう。スタートが届かないことで有名な当地水面に新エンジンがどう変化をもたらすのか。
プラスにとらえて、次節からいろいろと精査していきたい。