ホーランエー

2026.04.22

ホーランエー


 先日、ボート場のピットから見える対岸、ふぐはえ縄漁発祥地・粭島(すくもじま)の端にある「ホーランエー食堂」へ行った。徳山常駐になってからずっと行きたくて、ついに念願かなっての訪問は、郷愁感が漂うのんびりとした時間に癒されました。ホーランエーとは、粭島で開催される貴船神社夏祭りのかいこぎ唄からきているそうです。漢字で書くと「宝来栄」。
 【9R】 4号艇に乗った庄島がカドからお宝を運んでくる。 3連単❹↔❺、❹↔❻流し。

 ピットの対岸向こうへ見えるその道は、ずっとずっと先まで続いている。普段は見ることのないバック側からの水面とスタンドを見やったあとは、海風を感じながらどこまでも車を走らせる。途中には、元選手宿舎だった建物も、かつては中四国イチを誇った大煙突などを横目に見ながら海べりの町を抜けると、そのお店は現れる。
    
   土日のお昼のみ営業の「ホーランエー食堂」
 
 建物は古く時代を感じさせる作りだが、それがどことなくいい雰囲気だ。中に入ると懐かしさにあふれ、気のいいおばちゃんが丁寧に応対してくれる。建付けも古くなっているため戸の開け閉めもままならない。2階へ上がるための階段もはしごかというくらい急な階段だ。見ること為すことが懐かしくそれだけで来てよかったなと思えるが、それ以上に2階に上がって目に飛び込んでくる景色には思わず声が漏れる。大きな窓越しに見る風景は、海と山と空と鮮やかなコントラストを描いている。打ちたてのせいろそばをおいしくいただくと何ともいえない幸せな空間が訪れました。
 メニューにはホーランエーの説明にお店のひとの手書きがある。
漢字で書くと「宝来栄」。宝とは人。〝この食堂も多くのひとに来ていただき、ゆっくりとした時間を過ごして頂けたらと思っております〟

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