新エンジン、新燃料、一節間を終えて

2026.04.24

新エンジン、新燃料、一節間を終えて


 新エンジン、新ペラ、新燃料で始まった今節の5日間が終了した。フライングは1本のみ。現場で取材して思ったのは先行導入された大村とびわこの新燃料の特性として、「起こしが鈍く、スリット手前から急に加速する」といった聞いていた症状はあまり見られなかった。 
 それは選手間でも同じで、「回転が上がらなくてスタートが届かない」「昔の徳山に戻ったみたい」と、ここ2年くらいはスタートが早いといわれてきた徳山だったが、それ以前の回転が上がりにくい当地に戻った様子だった。
 舟券傾向にもそれがしっかり表れている感じで、「外枠だときつい」と多くの選手が口にしたように、本命のときはインがしっかり勝ち切るガチガチの三桁配当で、インが飛ぶとなると荒れに荒れる大万舟券といった、その傾向も以前の徳山みたいだった。

 スタートの感じを含めて動きの特性としては、2025年型のエンジンに対しての新燃料と、2026年型のエンジンに対しての新燃料の違いなのだろうか。今後それは回数を重ねてくれば分かってくることだろう。

 また2026年型エンジンで大きく変わった点がひとつ。「キャビテーションプレート」と呼ばれるエンジン下部の部分が以前のものに比べて、安定板を取り付けたように四角にでっぱっている。数ミリの違いだが、これが大きく左右しているのではないかとピットでも聞かれた。
 これは新燃料でエンジンパワーが出やすくなったため転覆防止策のひとつなのだが、荒れ水面の江戸川では、以前はもう少し大きなキャビテーションプレートが江戸川の特別仕様で付けられていた。それが今年のエンジンからはなくなったらしい。それほどの形の変化ということだ。水面の中につかっている部分のため、抵抗の部分で今年のエンジンの方がより強く出るということだろう。
 今後もこのあたりの調整の当たり、流行りが出てくるだろう。現状ではペラ調整は回転を止めるほうがエンジン特性を生かしやすいという流れになっている。
優出したメンバー6人を見渡しても、そのほとんどが止め系のペラでその傾向だった。
これから暑い時期に向けてどんどん回転が上がりにくくなってくれば、そのあたりの調整もどうなってくるか、今後もいろいろ取材を通して精査していきたい。

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