和風月名

2026.06.09

和風月名


 先日、旧友に会った。コロナ禍以来の久しぶりだったが、お互いいい歳こいたオッサンなので何がどうってことはない。近況の話をしていると、徳山ボートがある周南市に知人がお店を出しているという話題になった。「卯月って知らんか?」「文月じゃなくて?」「いや違う。こぢんまりした店ぞ」「やけ、それ文月やろ」「いや違う」とそのときは押し問答で終わったのだが、あとになって「文月やったわ」。僕、何度も言いましたよね!
 【9R】 オカンがいうには、それ同じ6号艇の田中でも〝京介〟ではなく〝結〟のほうちゃうか~。 3連単❶―全―❻、❺―全―❻。

 和風月名は、旧暦の季節の移ろいと、人々の暮らしを結びつけて名づけられたと言われている。卯月(うづき)は旧暦4月の和風月名で、 「卯の花が咲く月」や「稲を植える月」を意味するとされる。文月(ふみづき・ふづき)とは、旧暦7月を指す和風月名で、「文披月(文を広げる月)」や「穂含月(稲穂が実る月)」などを語源とする説がある。
 では今月の6月の和風月名は水無月(みなづき)。雨が多い梅雨時期になぜ水無しなんだろうとずっと思っていたが、「水無」の「無」は古語の助詞で「の」を表し、「水の月」という意味だった。では、同じ意味合いで10月の和風月名の神無月(かんなづき)は「神の月」ということになる。当方は、この月は出雲地方に神々があつまってきて、全国の神様がいなくなるので「神がいない月」。逆に出雲地方では「神在月(かみありづき)」と呼ぶ慣習があることを知っていたので、目からうろこだった。
 昔から自然とともに暮らしてきた日本人の自然に対する敬意と畏怖がいろいろ込められているんだなと、改めて日本語って難しいし、おもしろいと思った次第です。ところで、周南市にある、このお店。読み方はフミヅキなのか、フヅキなのか。今度ぜひ立ち寄って、旧友の知り合いの店主に聞いてみたいと思います。

 

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