ギア交換から基本のペラ調整に立ち返りへ

2026.06.29

ギア交換から基本のペラ調整に立ち返りへ


 未交換の残り5機となっていたギアケースは今節使用された14、15、16、17は全て交換され、残りは不使用の42号機のみ。なお、高橋英之選手使用の75号機は、また今年のやつに戻しており、「音がよくない。やっぱ本体との相性もあるんじゃないかな。すべてがよくなるとはかぎらないよ」と今後の動きは注視対象といったところ。
 今節の動きで目立ったのは優勝した島田賢人選手の53号機と準優1号艇で敗れた加木郁選手の13号機だろう。元々素性はピカイチだった53号機は本来の動きに戻った感じだが、注目は加木選手が仕上げた13号機。「ペラだけ」という今節の調整がピタリとはまって予選3位の活躍だった。本人が課題だったスタートに問題がなければ、優勝争いできた仕上がりだったはずだ。ただ、同じ山口支部の清水攻二選手が加木選手と同じ形の格好のペラにしても動きはよくはなかった。清水選手は結局、元に戻した最終日の方が結果も出ていた。
 バイオ新燃料になってからは、いわゆる「止め系」のペラ。回転を抑える方向の形のほうが結果がでやすい傾向がある。今節でも赤井睦選手や、優勝戦5着の中野夢斗選手は止め系。ここ徳山では、回転を上げるペラの方が結果は出やすい傾向だったが今後、どんどん回転が上がらなくなる夏場に向けてどういったペラの傾向になるのか。
 手っ取り早い機力上積み手段だったギア交換は、ほぼ終わり。まだまだ新燃料の調整は手探り状態の中で、これからどんな調整が流行るのか、結局はペラ調整がすべての基本になっていくのだろう。選手が得意とするペラの形まで、今後はしっかりと把握していく必要がありそうだ。

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