
2026.08.11
シリーズ総括
フライングゼロに終わった今大会は大成功といえるだろう。真夏の調整の難しさが出たシリーズだったが、ペラ調整をしっかり合わせられた選手が結果を残した。特に優勝した川野芽唯選手と2着の千葉真弥選手の仕上がりは最後まで抜けていた。両者ともに決して前評判の高くなかったエンジンだったが、千葉選手は初日から動きが抜けており、最後までそのパワーは落ちることはなかった。優勝戦もあと一歩届かなかったが、GⅠ初出走で準Vは、今後の彼女の活躍を期待させるに十分の走りだった。
優勝した川野選手は、「昨年ぐらいからボートが好きだという気持ちがまた強くなった」と共同インタビューで残した言葉が印象的だった。凡機34号を優勝できるまで仕上げた手腕もさることながら、ただひとりのオール3連対と安定した走りはレースごとで集中している証。取らないといけないと意識していたタイトルをようやく手にしてホッと安堵の表情を浮かべた。ただ、そこに慢心は見られず、まだまだうまくなりたいという向上心で、今後も活躍していくことだろう。
最後にエンジン面でみると、今節は主力級に良機がほぼ渡っていなかったように思う。夏場のペラ調整の難しさもあるが、適材適所というか、その選手のペラの傾向と、エンジンがマッチしていなかったように思う。
このあとのお盆戦で地元選手が、そのあたりはきっちりと立て直してくるのか注視していきたい。