ネガティブ思考も悪くない

2026.08.31

ネガティブ思考も悪くない


 先日、定宿のホテルの隣にある食堂屋さんの店主と話す機会があった。当方よりもひとつ年下で物腰の柔らかい感じの店長さんだが、超ネガティブ思考。いつもお店が予約でいっぱいじゃないと不安になると心配していましたが、実際はいつもお客さんが多い人気店。慎重過ぎるほどに常に最悪なパターンを考えて行動しているところは、楽観的な当方は見習うとこも多いなと思いました。
 【10R】 後ろ向きな発言も多い稗田だが今節は珍しくポジティブ。まくり差してさらに前進! 3連単❺―❸、❺―❹流し。

 選手コメントは一概に紙面だけでは分かりにくいことも多い。特に字数が限られるうちの紙面は、書き方が本当に難しくてイラっとするときがよくある。当方は、なるべくニュアンスを含めて分かりやすく書こうとしていますが、それでも伝わりにくいことも多々あるだろう。
 例えば「足は悪くない」の表現を受け手側がどうとらえるのか、足自体のことを指すのか、悪くないはどこまで含まれるのか、言い出せば切りがないが、発信側の選手も「いい方の悪くない」とか「普通の悪くない」とか、エンジンのよしあしの範囲のことを具体的に教えてくれる選手も多い。ただ、マスコミ嫌いの選手も中にはいる。節間ほぼ同じコメントに終始していて、らちが明かないが、それはレースなり、ピットの動きなり、周囲の評価だったり、本人がしゃべらずとも見えてくるものもある。そこを余すことなくファンに伝えることは、我々記者の役目であり責任だろう。
 レース記者という特殊な職業は、聞く、見る、書くだけでは、いい記者として条件が足りないかもしれない。そこに予想ができるというファクターも重要視される。これからは特にそういう風潮になっていくのではないだろうか。
普段から実を粉にして働いている当方にとっては、どんとこい!の構えだが、そんなポジティブ思考は、一旦置いておいて、たまには謙虚に、控えめにイチからちゃんと自分の仕事ぶりを見直すことも必要なのかもしれない。

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