
2026.09.03
水滴石を穿つ
当方はオッサンの代名詞のひとつ、食後のつまようじは欠かせないタイプ。最近、場内の食堂のつまようじが、長くてごついものに替わった。時代が時代なら「必殺仕事人」の武器になるんじゃないかってくらいしっかりしている。用途としては変わりはないが、そのどっしり感が気に入って血が出るくらいに必要以上にシーハーしている。
【6R】 4日目12Rは痛い敗戦となった稗田だが機力はいい。狭い隙間をズブリと突き差す! 3連単❻―❶、❻―❷流し。
表題とコラムと少しニュアンスが違うが、レースの決まり手のひとつ「まくり差し」を体感で表すとしたら、どんな表現がいいのか悩んだ結果がそれです。表題の意味は、「小さな努力でも、根気よく続ければ大きな成果を生む」という滴り落ちる水滴でも長い年月が経てば、石をも穴をあけることができるということからきている。
この穴をあけるということに掛けているわけではないが、狭い艇間を突き抜けていく様は、水面の上の平面で見る選手にとっては、本当に針の穴を通す作業。
われわれ見る側、買う側は、いつも俯瞰してみているので、まくり差していくイメージがつきやすいが、フラットな面でみるとそう簡単にはいかない。選手は必ずレース後はリプレイを見る。自分の走りを確認するわけだが、失敗したことも、その間を入れたこともよく分かっている。その上での繰り返しなのだ。
毎日、毎レース、同じことの繰り返し。一喜一憂があっても次につなげるために狭く、険しく、飽くなき努力を続けていく。われわれ予想する側、買う側も同じ。細く狭い当たりしかなくても、いつかは大きな成果となって戻ってくると思ってきょうもあしたも舟券を買うのです。