突き詰めていくことの難しさ

2026.09.25

突き詰めていくことの難しさ


 3号艇で優出した三浦の前職はピアノの調律師。ボートレーサーになる前にいろいろな職業についていた選手は多いが、なかなか珍しい業種だろう。ピアノの調律とペラ調整は似たようなところがあるそうで、今の仕事にも生かされている。ただ、「エンジンの音は分かりません(笑)」と絶対音感を持つ彼でもそこは勝手が違うみたいだ。
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 三浦敬太選手は具体的に面白い話をしてくれた。「絶対音感」はその音自体がそれが正解ではないということだ。色に例えて分かりやすく説明をしてくれて、同じ赤色でも微妙に色味に違いがあるように、ドレミの音で聴こえていても、それが可視化、数値化できない限り、絶対ではないということだ。
 ペラ調整も同じ。正解がないので、同じ突き詰めていく難しさが似ているという。ピアノの調律は同じ音に聞こえていても波長を調べるとちゃんと違いが数値化されるらしい。彼がボートにおいて求める調整とはそれと同じ。「エンジン音がいい」「音が割れている」等のよく選手のいうコメントは、三浦選手の中では、それがどの部品、どの箇所から発せられている音なのか? 耳がよすぎるがため、はっきりとした正解を欲しがる理系脳がゆえの葛藤の気がする。
 ただ、エンジンで嫌な予感がするときは、直観であって、「そこはあいまいなんですけどね(笑)」とも。
今節は徳山初優出をもたらしただけに、いいエンジンということは間違いはなさそうだ。
 
 

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