ようやくの美酒

2026.10.07

ようやくの美酒


  徳山ボートの「スカパー!・JLC杯 徳山ルーキーシリーズ第18戦」は7日、最終日を迎え、最終12Rで優勝戦が行われた。1号艇の井本昌也=山口=がイン逃げを決めて、5月の尼崎RS第11戦以来となる今年2V(通算5回目)、当地はうれしい初Vとなった。
 徳山は5回目の優出にしてようやく勝つことができた。
「徳山で優勝したいと思ってきて、それができてホッとしている」。その安堵した表情は本当にかみしめているようだった。トップタイミングのコンマ01という究極スリットから1マークを制圧した後は独走だった。
 今節は何度も0台に踏み込み、「今まで徳山を走ってきた中で一番決まっていた」というスタートのキレが勝因の一つ。
 ただ節間中は大事なところでの取りこぼしに、何度も苦渋を味わってきた。また今回もダメかもと頭をよぎったことだろう。それでも勝利の女神は見放すことはなかった。5日目の準優で予選1、2位の加藤優弥選手と三馬崇史選手が立て続けにインで敗戦。3位通過の井本がきっちり逃げを決めて収まる場所に戻ってきた。「流れもよかった」というが、それを手繰り寄せたのはオーバーエージの意地と何度もはね返されてきた当地初Vへ燃える執念がなせるわざだろう。
 「これからは記念とかで活躍できるようになりたい。山口の先輩たちに追いつきたい」
 初日ドリーム戦1号艇に選ばれたプレッシャーと責任を見事に果たし、来年3月でルーキーシリーズも晴れて卒業。これからは名実ともに地元支部を代表する一人としてステップアップしていく。

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