今節は本当にシリーズ通して潮が高かった。

2026.10.14

今節は本当にシリーズ通して潮が高かった。


 予選トップだった上田紗奈選手の王道Vで幕を閉じた今節は、仕上がりの差がはっきり出たシリーズのように思う。満潮時間帯は3メートルを超える潮回りで、それが節間続いたため、常に乗りづらさと戦いながらのレース。ターン回りのスムーズさと、引き波を超えていくパワーは必須だった。
 鎌倉涼選手をはじめとする吉田拡郎選手、尾嶋一広選手など主力にいいエンジンが渡らず、仕上げに苦戦する中で優出した小林孝弘、室田泰史、北川幸典選手などは日に日に良化傾向で、今節の生命線であるターン回りがしっかり仕上がっていた。その中でも上田選手は前検から手応えをつかんでおり、優勝戦の中でも出色の動きだった。
 秋の色が深まり始める時期で朝と昼の寒暖差が大きく、気温もそこまで上がりきることがなくなった。こうなると夏場の回転を出すために、回せばいい調整と違って、回転を抑える方向の調整も必要になってくる。ペラの重要性がバイオになってから、より見られたシリーズだった。
 次節も男女混合戦でA1勢が六人と少なく、今節同様に荒れるシリーズの予感がする。主力がそれぞれうまくいいエンジンをゲットしても、ペラ調整がうまくハマるとは限らない。前検から選手の動向をいかにつかめるかが舟券的中の近道になることは間違いない。

記事一覧に戻る