2026.11.03

マスターズリーグの在り方。


 今シリーズは、出場選手最年長の65歳の西島義則選手の優勝で幕を閉じた。60代の勝利は褒め讃えられるべきことだが、西島選手は別格のように思うし、熟練度が増していく匠たちの争いのマスターズ戦の意義というか、ルーキーシリーズの対極にあるようで、最近は全然ちがうように思う。
 それは出場資格の45歳以上という年齢の引き下げがひとつの要因だが、いまのボート界はそもそも45歳以上でも最前線で活躍している選手が多い。今年の賞金バトルの上位の中にも白井英治(50歳)、池田浩二(48歳)とマスターズ世代が名を連ねている。
 今のボート界のドル箱の女子戦に、ルーキーシリーズもデビュー間もない若者たちの登竜門的位置づけとなれば、マスターズは個人的には、「シニア」的な意味合いをもう少し色濃く持ってもいいように思う。
 今のマスターズ世代はスピードも負けておらず、選手自身の全盛期に近いし、普通の一般戦と何ら変わりがない。
年齢の引き上げの検討はもちろんだが、そのときどきのあっせん状況で年齢の上から順の52人で開催するのはどうだろう。いつもとほぼ同じメンバーが、レース場とエンジンだけを変えて年間数回戦う感じは相撲と同じ。「名人場所(仮)」とでも銘打ってオールドファンを呼び込むだけではなく、買いやすさを極めることが目的だ。
 女子戦が売れる原因のひとつにその華やかさだけでなく買いやすさがある。同じ選手ばかりで飽きられるかもしれないが、選手もレース場によって得意不得意がある。加えてエンジンももちろん違うのだから、毎回同じとはならない。ただ、メンバーだけがだいたい同じ顔触れ。だがそれがいい。何度も同じ組み合わせになることによって買いやすさが出てくる。ベテラン世代の買いやすさがミソになりそうで面白いと思うのだが、1度どこかで企画してくれないものかしら。

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